【旅:日本】旧東海道を歩きながら、高来神社と高麗山を訪ねる。大磯海水浴場への旅。東海道五十三次を味わう。

旅の記録

小田急線の藤沢方面行に乗る。藤沢の先は江の島だ。

東京から1時間以内で海に出れるのはありがたい。

今回は大磯へ向かう。3年ぶりの日本を味わうのに、ここを選んだ。

韓国に滞在しながら、高麗という文字に惹かれたのもある。

高麗山がそこにある。

そして東海道五十三次の宿駅がある。

つまり旧東海道だ。ここも、あの朝鮮通信使が江戸へ、向かう途中

立ち寄ったに違いない。

まずは、藤沢駅から東海道本線に乗りかえる。

藤沢には親戚がいたのを思い出す。おばさんはすでに他界した。

時が経っているのを感じる、そんなひと時であった。

藤沢駅から東海道本線に乗り継ぐのも非常に楽だ。

日本は乗り継ぎがうまくできる。これもありがたい。

しばらくすると、列車がきた。東海道本線だ。

大磯駅までいく方法もあったが、旅への決意か、その手前の平塚駅で降りた。

その平塚駅から見える、こんもりした山が、

高麗山という。昔話にでてくるような山だ。

そこに神社があるという。名前は高来(たかく)神社。

この地には若光という高句麗の貴族が住んだともいう。

朝鮮の渡来人が定着した街でもあり、高麗という地名ものこっている。

旧東海道をひたすら歩く。道にはいたるところに、その絵の背景となったところが掲示版に

説明されている。

町全体がまだ昔の面影を残しているようにも感じた。

花水川を目の前にすると、大きな川と橋そして、高麗山がそびえる。

渡来人はこの川や山を見ながら、生活の糧としつつ、神聖な面持ちで開拓したのだろうか。

道なりをまっすぐ。すると、すでに高来神社についていた。

鳥居が立派につくられている。

その中に進むと境内であろう。

コマ犬が私を誘う。まっすぐ石畳の境内への道。田舎の近所によく見慣れる

神社だ。大きくもなく、かつさびれてない。

町の人に愛されていることが、一目でわかる。

そして、神社で参拝をしながら、ついでに山に登った。かなりの傾斜で急な山道であった。

ここに祭りの神輿を頂上までもっていくというのだから、そうとうな祭りの賑わいであろうか。

山から下りて、そのまま海岸へと進んだ。

その途中に化粧坂という街がある。けわいざかと読むらしい。

散策するにはもってこい。でひっそりしていて、きれいな住宅が並んでいる。

遊女がそこで化粧をしたと伝えられる坂。遊女は神に仕えるという。

そしてそんな歩道を気持ちよく歩いていると、すでに大磯駅への道、

そこから左に左折すると大磯海水浴場がある。

久しぶりの海だ。

人も少ない。広々としている。

数人がサーフィンをして、波と共に優雅な時間を過ごしていた。

しばらくぼーとしていた。

そして、渡来人がこの地に来た時の思いを、馳せながらじばらく海岸で座っていた。

日本に来たなという実感をした。

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