コスタリカ。
中南米の国。

人口は510万人。日本の約20分の一。
面積は九州と四国を合わせた面積。
GDPは一人当たり7419ドル。の国。
しかし、日本にはそれほど馴染みのない国はたしかだ。
意外と日本と共通する要素が多い。それがコスタリカだった。
世界でも幸福度指数で3年連続一位の国。どんな暮らしをしているのか気になるところだ。

自然豊かな国
コスタリカは国土の四分の一がジャングル。そしてそれらが国立公園、保護地域となっている。
アンデス山脈につらなる大自然。
その一つにアレナル火山がある。

ここは活火山であり、溶岩もみることができるという。
周辺は天然の温泉が楽しめる。
コスタリカの産業の一つに、「観光業」があるというぐらいだ。
毎年300万人の観光客を誘致している。
兵士より教師を
コスタリカと日本の共通する点に「軍隊」を持たない。というところだろうか。
実際は武装警察が配備されている。自衛隊のようなものだ。
だからか、周辺の中南米よりはクーデターなどの内戦はない。
1949年に軍隊を放棄した。
20世紀に入りアメリカの保護のもと、安全保障を維持してきている。
これらもどことなく日本と共通するところであろう。
エコツアーリズム先進国
コスタリカの「コス」は海岸、「タリカ」は豊かという意味。
大航海時代、コロンブスの発見から、この地域はカリブと太平洋に面しているからか、
このように呼ばれる。その後スペインの植民地となるが、スペインの力が弱まり、
独立。中央アメリカ連邦共和国となる。

農業からハイテク産業へ
大自然の豊かな環境を利用して、
再生可能なエネルギー発電を98%依存している。
水力、風力、地熱など。

産業はもともとは農業。
コーヒーが代表的。
1990年からは製造業が入り、インテル社の誘致に成功後、ハイテク産業が盛んになる。
これは、もともと教育に力をいれ、識字率97%だった基盤があったからだ。
周りの中南米と比較すると早くから、ハイテク産業を興すことのできた、成功例といわれる。
中南米のイメージからは比較的安全で、平和なイメージを抱かせる国のようだ。直行便はなく、経由する必要がある。



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